1941年末、既に第二次世界大戦の影響によるブラス(真鍮)不足からスチール(鉄)で
の製造を余儀なくされたジッポーですが、1942年にはさらにスチールの材質も悪化、クロームも不足したためブラック・クラックルと呼ばれるひび割れた黒い塗装を施しての製造となります。ケースの形状も徐々に変化し、特に後期型では上面・底面の中央部分が突出したような型になっていきます。
1942-43年中頃までは4バレルヒンジ(蝶番が4つで構成)でインサートに刻印
はありません(前期型)が、1943年中頃にはインサートにも刻印されるようになり(中期型、1943年移行期)、その後ヒンジが3バレル
に変更されます(後期型、1943-45年)。
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