1959年の刻印は左3・右4ドットです( 左写真 。スリムは左右3ドット)。インサート は2タイプあり、1958年から引き継がれたタイプ(A)と文字が縦方向に変更されたタイプ(B)が存在します。スリムも同様です が、刻印の向きだけでなく フリントホイール(発火用歯車)まわりの型やリーフスプリング(板バネ)の形状も変更されます。
1959年 には上下彫りのスポーツ・シリーズが発売されます(~1970)。 右の1959年の広告はジッポー社が新型のフリント・ホイール(発火用の歯車)に1946年当時としては破格の30万ドルを費やしたという内容で、ジッポー社の品質重視の姿勢を窺い知ることができます。 実は上の2タイプのインサートの中には"ZIPPO"の文字が円周上に刻まれたフリント・ホイールが時々あります(左写真)。おそらく品質管理の理由で一部に採用されたのだと思われますが、クオリティーのあくなき探求は今日まで続いています。
© 2004 Max Cady