実話を元に製作された映画。1972年、ウルグアイのラグビーチームを乗せた飛行機がアンデス山脈で遭難、その壮絶な生き残りを描いた作品である。
この墜落機はフェアチャイルドFF-227旅客機で、これは左写真のジッポー(1955-56年製)のF-27フレンドシップを延長したものである(ちなみにFF-227のジッポーは存在しないと思われる)。映画では、機体で就寝中の生存者を雪崩が直撃、その際にジッポーを使って明かりを確保し、生き埋めになった仲間の救出を行うシーンがある。
捜索が打ち切られ、遺体の肉を食べて飢えをしのぐという絶望的な状況が続く中、ナンド(イーサン・ホーク)は山脈を越えて下山することを決意する。出発の際、荷物にあった子供用の赤い靴の片方を仲間のエドアルドに渡し「これが二つ揃うときは家に戻れる」と勇気付けるのだ。この靴は、Kedsの子供用スニーカーで、1970年代のモノと思われる。右写真はその映画で使われたモノと全く同じデザインのビンテージ物。
遠く旅立つ友人やパートナーがいれば、これを見つけて片方渡すのもいいかも。 |