オープニングから登場し、終盤までフォレスト(トム・ハンクス)が半生を語るバス停のベンチ。当時パラマウント社は「お墨付き」の複製を数基作成したが、その1基は16年前に日本のTV番組に出品され、マックス・ケイディで所蔵していたこともある。
映画ではフォレストの半生を通じで1950~1980年代のアメリカの歴史が(時にコミカルに)描かれている。スマイリーのアイデアも、フォレストが泥で汚れた顔を拭いた時に浮かんだという設定である(左は1971年製)。フォレスト自身はタバコ(の味)が嫌いでジッポーは使用しないが、ベトナム戦争の隊長ダン中尉(ゲイリー・シニーズ)はジッポーを愛用する。「人生はチョコレートの箱のようなもの。食べてみるまでわからない」というフォレストの母とは対照的にダン中尉は「人には決められた運命がある」と信じ、ベトナムでも戦死すべきであったと考えるのだ。この母の教えは先のベンチにパラマウントがプレートとして付けている。
さて、フォレスト
「ガンプ」は、戦友「ババ」の遺志を受け継ぎエビ漁の会社「ババ・ガンプ」を興すが、この映画をモチーフにした同名のレストランが作られた。フォレストがかぶっていたババ・ガンプ・エビ会社の帽子のレプリカも購入できる(左写真)。NIKEのレザー・コルテッツ
(右写真)を併せれば、アメリカ大陸を横断できるぐらい走れそうな気がするので、筆者のようにまずカタチら入る向きにはこの組み合わせをオススメする。
なお「フォレスト・ガンプ」はオールディーズの名曲にストーリーを併せている面もある(アラバマ出身やサンフランシスコ行きなど)が、エルビスの「ハウンド・ドッグ」で始まる「アメリカン・クラッシク」32曲選のサントラは秀逸
で超オススメである。
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