もし「ジュラッシック・パーク」が現実化するのであれば、サバイバル・ツールとしてジッポーは持っていった方がいい
だろう。離島でしかも恐竜がいるのだ‥‥。左写真はUSJ販売モデル(2001年製)、右写真は「ロスト・ワールド」の劇場販売モデル(1998年製)だ。
映画ではジュラシック・パーク主任技師のレイ・アーノルド(サミュエル・L・ジャクソン)がジッポーを愛用していた。鋭い嗅覚を持つ恐竜もいるので、ジュラシック・パーク内での喫煙は避けた方がよい。「ロスト・ワールド」ではそんなシーンも登場する。ジッポー社の公式サイトによればシリーズ3作ともジッポーが登場しているはずなので、ジッポー・ファンはどこで登場するか探しながら見直してみるのも一興である。
そもそも「ジュラシック・パーク」は、ジュラ紀の琥珀に閉じ込められた蚊の中に当時の恐竜の血が残されており、そのDNAから恐竜を復元するという設定である。が、残念ながら現時点ではそれは不可能だとされている。DNAの損傷が激しく、その修復が非常に困難だからだ(映画ではスーパーコンピュータ3台でこれを解析している)。
しかし不可能として諦めてしまうのは簡単だが、その不可能とされている「修復」はいつか可能になる日が来るかもしれない。実際に白亜紀の昆虫化石からDNAの断片を抽出し復元した例も存在し、クローン技術やコンピュータの処理速度の向上により数々の「不可能」が「可能」となっているのだ。一大恐竜ブームを巻き起こしたジュラシック・パーク・シリーズだが、これを期に志した研究者もいると思われ、その後の古生物学や生命工学に与えた影響は計り知れない(写真は映画と同じドミニカ産の「蚊」入り琥珀)。
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