1939-41年に製造された最初のテーブルライターで、
当時は「No. 10テーブル・ライター」と銘打たれていましたが、後にファースト・バークロフトと呼ばれるようになります。サイズは約110 x 49 x 36mm(個体差有)で、台座が1段であることが最大の特徴です。
極初期は8バレル・ヒンジ(蝶番が8個で構成)でしたが すぐに4バレルに変更されます。蓋部のクリップは一体型ではなくコの字型です。オイルまるごと1缶必要かとも思う大型のインサートには、刻印のあるもの(表または裏)とないものが存在し、当時のポケットモデル(ラウンド・コーナー)のパーツが流用されています。ただ未修理ながら新しいカムやフリントホイールがついているものも存在し、これらは後年(1947年以降)にストックを利用して組み立てられたと考えられています。
右は1940年の広告で、「唯一の風防テーブルライター」と宣伝されています。
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